はじめてでも安心!電気さくのしくみと使い方

電気さくとは

電気さくは、専用の支柱とさく線で囲んだ柵に電気さく用電源装置(電気さく本器)を使用して電気を流し、野生動物による被害から田畑や果樹園などの農作物を守る侵入防止システムです

動物が電気の流れている「さく線」に触れることで衝撃電流が流れ、強烈な電気ショックを感じます

電気ショックを与えて追い払う、と聞くと「ヒトが触ったらとても危険なのでは?」と不安に思うかもしれませんが、電気を流すための電気さく用電源装置(電気さく本器)は、危険の無いように制御された電気を流すことができるので安全です

購入や設置のために資格なども必要がなく、誰でも安心してご使用いただけます

電気さくの電流は安全です

電気さく本器からの電流は、一般の家庭用電源(AC電源)とは異なり、パルス電流と呼ばれるものです

電気さくは安全なパルス電流

パルス電流

パルス電流とは、短時間に一瞬だけ流れる電流のことです

タイガーの電気さく本器は、約1.0~1.2秒間隔で、ごくわずかな時間(100万分の10~30秒)だけ電流が流れます

そのため、1回に流れる電気の出力は9000V以上と非常に高電圧ですが、流れる時間が短いために電流値が低く動物を傷つけずに防除ができます

また、人が誤って触れた場合でも手を離すことができるので安全です

より安全にご使用いただくために

電気さくは安全なシステムですが、高電圧を発生させるため、周囲の方への周知など正しい知識を持ってご使用ください

危険表示板を設置しましょう

電気さく使用時の「危険表示」は法令で定められています

電気さく 危険表示板

電気さくは触れると強力な静電気のようなショックを受けます

電気ショック自体は安全ですが、ビックリしたりして転倒などの2次被害を起こさないためにも、人の通る場所では見えやすい位置に【危険表示板】を必ず設置してください

ACタイプの本器には漏電遮断器を設置しましょう

電気さく 危険表示板

AC100Vタイプの電気さく本器の使用時には必ず「漏電遮断器」を設置してください

人が立ち入る場所で、家庭用コンセントから電源を供給するタイプの電気さく本器を使う場合は、漏電遮断器を設置する義務があります